
女子プロゴルファーの中でも、正確なショットを武器に活躍する安田祐香選手。
2026年8月16日に行われた「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」では、初日から首位を守る完全優勝でツアー通算3勝目を達成しました。3日間で26バーディ、通算23アンダーという記録的なスコアを残しています。
そんな安田祐香選手が2026年シーズンに使用しているドライバーが、
SRIXON(スリクソン)ZXi ドライバー
です。
さらにシャフトには、
藤倉コンポジット SPEEDER NX GOLD 5S
を組み合わせています。
この記事では、安田祐香選手の使用ドライバーについて、モデル・ロフト・シャフトから、2026年にドライバーを変更した理由、実際の飛距離の変化まで詳しく紹介します。
安田祐香の2026年使用ドライバーは「SRIXON ZXi」
2026年8月16日のNEC軽井沢72最終日に確認された安田祐香選手のドライバーセッティングはこちらです。
| 項目 | 使用スペック |
|---|---|
| ドライバー | SRIXON ZXi |
| ロフト | 10.5度 |
| シャフト | SPEEDER NX GOLD 50 |
| フレックス | S(5S) |
| 長さ | 45.5インチ |
| グリップ | STM |
2026年2月の開幕前取材でも「ZXi 10.5度/SPEEDER NX GOLD 5S/45.5インチ」が確認されており、その組み合わせをシーズン中も継続しています。
つまり、2026年8月時点での安田祐香選手のエースドライバーは、
SRIXON ZXi 10.5度 × SPEEDER NX GOLD 5S
と考えてよいでしょう。
SRIXON ZXiドライバーとは?

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スリクソン(SRIXON)(メンズ)ZXi ドライバー Diamana ZXi 50
「SRIXON ZXi」は、ダンロップが2024年11月9日に発売したZXiシリーズのスタンダードモデルです。
ZXiシリーズには、
- ZXi
- ZXi TR
- ZXi LS
- ZXi MAX
という4種類が用意されました。
その中でも通常のZXiは、操作性と寛容性を両立させたオールラウンドタイプとして設計されています。
安田選手がLSやTRではなく通常のZXiを選んでいる点も興味深いところです。
ショットメーカーとしてボールをコントロールしながらも、ドライバーではある程度の寛容性を確保したいという安田選手のプレースタイルとも相性の良いモデルと考えられます。
ZXi最大の特徴は「i-FLEX」
ZXiシリーズで特に注目したいのが、新開発されたフェース構造の
「i-FLEX(アイフレックス)」
です。
フェース中央部分を薄くしながら、ヒール側とトウ側に特徴的な肉厚設計を採用。
インパクト時にフェースとヘッドを効率良くたわませ、ボールへエネルギーを伝える設計になっています。
さらにスリクソン独自の
「REBOUND FRAME(リバウンドフレーム)」
も進化。
メーカー発表では、従来モデルとの比較でボールスピードの向上が確認されています。
安田祐香選手の2026年の飛距離アップを考えるうえでも注目したいポイントです。
安田祐香がZXiに変更した理由
実は安田祐香選手は、頻繁にクラブを変更するタイプではありません。
2023年の開幕戦から2025年まで、約3シーズンにわたって使用していたのが、
SRIXON ZX5 Mk II
でした。
さらにシャフトも長期間、
UST Mamiya ATTAS KING
を使用していました。
ところが2026年シーズン、ドライバーを一気に変更します。
2025年まで
SRIXON ZX5 Mk II
+
ATTAS KING
↓
2026年
SRIXON ZXi
+
SPEEDER NX GOLD
ヘッドだけでなくシャフトまで同時に変更したことになります。
クラブを長く使う安田選手としては、かなり大きな変更です。
安田祐香がZXiを選んだポイント
安田選手はドライバー選びで、
構えたときの顔や座りの良さ
を重視しています。
また、持ち球がドローであることから、ボールをしっかり拾いながら、自分がイメージしたドローを打てることも重要視しています。
2026年の開幕前取材では、新しいZXiについて、イメージしている気持ちのいい高さでボールが出てくれる点を評価していました。
単純に「一番飛ぶドライバー」を選んでいるのではなく、
構えやすさ
+
弾道の高さ
+
ドローの打ちやすさ
+
飛距離
という総合的なバランスでZXiを選んでいることが分かります。
シャフトは「SPEEDER NX GOLD 5S」
ヘッド以上に注目したいのがシャフトです。
2026年から使用しているのが、
藤倉コンポジット
SPEEDER NX GOLD 50 S
です。
安田祐香選手のスペックは一般的に「5S」と呼ばれる50g台・Sフレックス。
フジクラ公式スペックでは、
| 項目 | SPEEDER NX GOLD 50 S |
|---|---|
| 重量 | 53.5g |
| トルク | 4.6 |
| 調子 | 中調子 |
| 製品長 | 46インチ |
となっています。
※安田選手の完成クラブ長は45.5インチと報じられています。
SPEEDER NX GOLDの特徴
SPEEDER NX GOLDは、フジクラの「NX GREEN」をベースに開発されたシャフトです。
新技術「DHX」を採用し、手元側の剛性を抑えることでタメを作りやすくしながら、ヘッドスピードアップを狙った設計。
さらに「VTC」によって先端から中間部分のねじれ剛性を高め、スイング中のシャフト挙動を安定させています。
簡単にまとめると、
しなりを感じてタイミングを取りやすい
一方で、
インパクトではヘッドが暴れにくい
という方向性のシャフトです。
ATTAS KINGからNX GOLDへ変更したのが面白い
安田選手のドライバー変更で特に興味深いのが、
シャフトの性格が大きく変わったこと
です。
2025年まで使用していたATTAS KINGは先側の動きを感じやすいタイプ。
一方、2026年から使用しているSPEEDER NX GOLDは中調子です。
ALBA Netの取材では、NX GOLDは手元側にも適度なしなりがあり、切り返しでタメを作りやすい特性が指摘されています。
フジクラのツアー担当者も、安田選手について、ジュニア時代から先中調子系を使ってきたものの、2026年は中調子系のNX GOLDとZXiの組み合わせによってタイミングが取りやすくなったと説明しています。
つまり、
ZXiのヘッド性能+NX GOLDのタイミングの取りやすさ
が、現在の安田祐香選手にうまくマッチしているようです。
ドライバー変更で飛距離もアップ
実際の数字を見ると、ドライバー変更後の飛距離は伸びています。
ALBA Netが2026年8月17日に報じたドライビングディスタンスは、
| シーズン | 平均飛距離 |
|---|---|
| 2024年 | 233.76ヤード |
| 2025年 | 239.49ヤード |
| 2026年 | 243.01ヤード |
となっています。
2024年から比較すると、
約9.3ヤードアップ。
2025年と比較しても、
約3.5ヤードアップ
しています。
安田選手は女子ツアー屈指の飛ばし屋というタイプではありませんが、ショット精度を保ちながら平均飛距離を伸ばしている点が重要でしょう。
「飛距離だけを追求して曲がる」のではなく、
安田祐香らしい方向性を保ったまま飛距離を伸ばしている
ところに、ZXi+NX GOLDの組み合わせのメリットが表れていると考えられます。
NEC軽井沢72優勝時もZXiを使用
このドライバーセッティングが結果につながった代表的な大会が、
2026年 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント
です。
安田選手は8月14日から16日の3日間、
通算23アンダー・193
で優勝。
2位に7打差をつける完全優勝でした。
そして最終日のバッグにも、
SRIXON ZXi 10.5度
+
SPEEDER NX GOLD 50 S
が入っていることがGDOの優勝セッティングで確認されています。
2026年シーズン開幕前に投入した新ドライバーが、シーズン中盤にはツアー3勝目を支えるエースへと完全に定着したと言えそうです。
新型「ZXi RKT」ではない?
2026年8月には、スリクソンの新しい**「ZXi RKT」シリーズ**も発表されています。
そのため、
「安田祐香もすでに新型へ替えている?」
と思う人もいるかもしれません。
しかし、2026年8月16日のNEC軽井沢72最終日で確認されているドライバーは通常の「SRIXON ZXi」です。
少なくとも2026年8月16日時点では、
ZXi RKTではなく、従来のZXiを使用して優勝した
ことが確認できます。
今後、新型へ変更する可能性はありますが、現時点では確認できません。
安田祐香のドライバーはアマチュアにも合う?
安田選手とまったく同じスペックが、すべてのアマチュアゴルファーに合うわけではありません。
ただし、ZXiそのものはメーカーが、
「操作性も寛容性も求めるゴルファー」
向けとして位置付けているモデルです。
そのため、
- 飛距離だけでなく方向性も重視したい
- MAXタイプほど大型でやさしさ重視にはしたくない
- LSほど低スピン性能を求めていない
- ドロー・フェードをある程度打ち分けたい
- 競技志向だけれど寛容性も欲しい
というゴルファーには候補になりやすいモデルでしょう。
さらにZXiはトウ側とヒール側のウエイトを交換することで、ドロー・フェード方向へ弾道を調整できるシステムも備えています。
安田祐香と同じ「NX GOLD 5S」はどんな人向け?
安田選手が使用するSPEEDER NX GOLD 50 Sは53.5gの中調子です。
そのため、
50g台のSシャフトを問題なく振れるヘッドスピードがあり、切り返しでシャフトのしなりを感じながら振りたい人
は試してみる価値がありそうです。
ただしシャフトはスイングテンポや切り返しによって相性が大きく変わります。
「安田祐香選手が使っているから5S」と決めるより、
ZXi+NX GOLDの組み合わせを試打し、自分に合った重量とフレックスを選ぶ
のがおすすめです。
まとめ|安田祐香の使用ドライバーはSRIXON ZXi
2026年8月時点で確認できる安田祐香選手の使用ドライバーは、
SRIXON ZXi ドライバー
です。
セッティングは、
ロフト:10.5度
シャフト:SPEEDER NX GOLD 5S
クラブ長:45.5インチ
となっています。
2025年まで長く使用していたZX5 Mk II+ATTAS KINGから、2026年はヘッドとシャフトを同時に変更。
その結果、2026年のドライビングディスタンスは243.01ヤードまで伸び、2024年の233.76ヤードから約9ヤードアップしています。
そして2026年8月のNEC軽井沢72では、このドライバーを使用してツアー3勝目を達成。
飛距離だけでなく、安田選手が重視する**「構えやすさ」「理想の高さ」「ドローの打ちやすさ」**を満たした現在のエースドライバーと言えるでしょう。
今後は新型ZXi RKTシリーズへの変更も注目されますが、2026年8月16日の優勝時点では「SRIXON ZXi」が最新の確認済み使用モデルです。
情報確認日:2026年8月18日
主な参考資料
- GDO「ツアー新記録26バーディ優勝の14本 安田祐香が磨いた距離感と信頼」2026年8月17日
- ALBA Net「安田祐香はエース1W&シャフトを大刷新」2026年2月18日
- ALBA Net「“替えない”安田祐香がついにドライバーをチェンジ」2026年5月15日
- ALBA Net「54Hでバーディ26個の圧勝劇」2026年8月17日
- 住友ゴム工業「スリクソン ZXiシリーズ ドライバーを新発売」2024年10月10日
- 藤倉コンポジット「SPEEDER NX GOLD」製品情報(2026年8月18日確認)

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