桑木志帆が2026年全英で使用したユーティリティは?特徴やシャフトを解説

2026年の「AIG女子オープン(全英女子)」で、海外メジャー初優勝を飾った桑木志帆選手。

ロイヤルリザム&セントアンズGCの硬い地面や深いラフ、強い風に対応するうえで注目されたのが、桑木選手のユーティリティです。

この記事では、桑木志帆選手が全英女子オープン2026で使用したユーティリティのモデル、ロフト角、シャフト、クラブの特徴を詳しく紹介します。

情報確認日:2026年8月6日

@lpga_tourインスタグラムより

桑木志帆が全英女子オープン2026で使用したユーティリティ

桑木志帆選手が使用したユーティリティは、ブリヂストンゴルフの「BX2HT HY」です。

番手使用モデルロフト角シャフト
3番ユーティリティブリヂストン BX2HT HY19度TENSEI Pro 1K Hybrid 70・S
4番ユーティリティブリヂストン BX2HT HY22度TENSEI Pro 1K Hybrid 70・S

GDOが公開した2026年AIG女子オープンのクラブセッティングでは、19度と22度のBX2HTを使用。フェアウェイウッドは3W・15度、アイアンは5番からPWだったため、3Wと5番アイアンの間を2本のユーティリティでつなぐ構成になっています。

使用モデルはブリヂストン「BX2HT HY」

BX2HT HYは、ブリヂストンが高弾道とやさしさを重視して設計したユーティリティです。

メーカー公式では「ドローバイアス設計による安定した高弾道で、やさしくグリーンを狙うモデル」と説明されています。

桑木選手が使用したのは、次の2番手です。

  • H3:19度、ヘッド体積118㎤
  • H4:22度、ヘッド体積113㎤

市販モデルには25度と28度も用意されていますが、桑木選手は19度と22度を選んでいます。

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BX2HT HYの特徴

高い球でグリーンを狙いやすい

BX2HT HYの大きな特徴は、ボールの上がりやすさです。

ヒール側にウエイトを配置したドローバイアス設計を採用し、ボールをつかまえながら安定した高弾道を打ちやすくしています。ロングアイアンでは高さが出にくいゴルファーでも、キャリーを確保しやすいタイプです。

全英女子オープンのように硬く締まったグリーンでは、低い球では着弾後に転がりすぎる可能性があります。高い弾道を打ちやすいユーティリティは、長い距離からグリーンを狙う際に有効だったと考えられます。

ただし、桑木選手が大会中のどのホール、どのショットで19度または22度を使用したかについては、公開資料から確認できません。

ボールを拾いやすいオフセット形状

BX2HT HYは、フェースがシャフトより少し後方に配置されたオフセット形状を採用しています。

払い打つようなスイングでもボールを拾いやすく、右方向へのミスを抑えやすい設計です。クラウンは丸みを抑えた形状で、アドレス時の構えやすさにも配慮されています。

低重心・高慣性モーメント設計

ソール側の面積を広げることで低重心化し、ヘッドの慣性モーメントも高めています。

打点が多少ずれてもヘッドがブレにくく、ボールの高さや飛距離を維持しやすいことが特徴です。

プロが使用するモデルですが、極端に操作性だけを追求した難しいユーティリティではありません。ボールの上がりやすさとミスへの強さを重視した設計です。

ラフや濡れた芝でも弾道を安定させる

フェースには「BITING FACE 2.0」を搭載しています。

フェース全面に独自のミーリング加工を施すことで、芝や水分によってフェースが滑りやすい状況でも、ボールへの食いつきを高める設計です。メーカーは、弾道の安定につながる技術として紹介しています。

また、「SP-COR」と呼ばれる構造によってトゥ側とヒール側の反発性能を高め、芯を外したときの飛距離低下を抑えています。

19度と22度はどのように使い分ける?

3番ユーティリティ・19度

19度の3Uは、3Wと5番アイアンの間を埋める飛距離重視の番手です。

3Wよりクラブが短く、ヘッドもコンパクトなため、フェアウェイだけでなくラフや傾斜地からも使用しやすくなります。

桑木選手のセッティングでは、15度の3Wの次に19度の3Uを配置。ロングホールの2打目や長いパー3、方向性を重視したティーショットなどで使える構成です。

4番ユーティリティ・22度

22度の4Uは、19度の3Uと5番アイアンをつなぐ番手です。

一般的な4番アイアンに近いロフトですが、アイアンよりも重心が低く、ヘッドサイズも大きいため、高さを出しやすくなります。

桑木選手は4番アイアンを入れず、22度のユーティリティから5番アイアンへつなげています。難しいロングアイアンを無理に使わず、高弾道と安定性を優先した構成と読み取れます。

シャフトはTENSEI Pro 1K Hybrid 70

桑木志帆選手は、BX2HT HYに三菱ケミカルの「TENSEI Pro 1K Hybrid 70」のSフレックスを装着しています。

このシャフトは、手元部分に高密度の1Kクロスを配置したハイブリッド専用モデルです。

カウンターバランス設計を採用しており、実際の重量よりも軽快に振りやすく、フィニッシュまで振り抜きやすいことが特徴です。70Sのカタログ重量は71.5gとなっています。

ヘッドは高弾道でつかまりやすいBX2HTを使いながら、シャフトには70g台のしっかりしたモデルを採用。この組み合わせによって、ヘッドのやさしさを生かしつつ、スイング中の動きすぎを抑えていると考えられます。

なお、桑木選手が使用するクラブの正確な長さ、チップカット量、バランス、ライ角などのツアー調整値は確認できません。

桑木志帆のユーティリティセッティングのポイント

桑木志帆選手のセッティングで注目したいのは、3Wの下に19度と22度のユーティリティを2本入れている点です。

ドライバーや3Wには低スピンの強い弾道を狙えるモデルを使用していますが、地面から打つ機会の多いユーティリティには、高弾道でミスに強いBX2HTを選んでいます。

長いクラブをすべて操作性重視のモデルにするのではなく、次のように役割を分けています。

クラブロフト主な役割
3W15度飛距離を稼ぐ
3U19度3Wより安定して長い距離を狙う
4U22度高い球でグリーンを狙う
5番アイアン非公表アイアンにつなげる

この番手構成は、ロングアイアンが苦手なアマチュアゴルファーにも参考になります。

BX2HT HYがおすすめのゴルファー

BX2HT HYは、次のような人に向いているユーティリティです。

  • ロングアイアンではボールが上がりにくい
  • ユーティリティで右へのミスが出やすい
  • ラフからでも安定したキャリーを出したい
  • 高い球でグリーンを狙いたい
  • 芯を外したときの飛距離低下を抑えたい

一方、左へのミスを強く警戒するゴルファーや、低い球を打ち分けたい上級者は、実際に試打してつかまり具合を確認したほうがよいでしょう。

まとめ

全英女子オープン2026で桑木志帆選手が使用したユーティリティは、ブリヂストン「BX2HT HY」の19度と22度です。

シャフトは、三菱ケミカル「TENSEI Pro 1K Hybrid 70」のSフレックスを組み合わせています。

BX2HT HYは、高弾道、つかまりの良さ、ミスへの強さを備えたモデルです。

3Wの下に19度と22度を入れ、5番アイアンへつなぐセッティングは、難しいロングアイアンを減らしながら、長い距離を安定して狙うための工夫といえるでしょう。


桑木志帆の全英2026クラブセッティング

2026年8月2日に優勝した「AIG女子オープン(全英女子)」最終日の14本です。GDOが8月3日に公開した優勝セッティングによると、6月の宮里藍サントリーレディス優勝時と同じ構成で戦っています。

種類使用クラブ・スペック
ドライバーブリヂストン BX1LS/9度
ドライバーシャフト三菱ケミカル ディアマナ BB 53/S
ドライバーグリップイオミック
3Wブリヂストン B1ST FW/15度
3Wシャフト三菱ケミカル ディアマナ WB 53/S
3Uブリヂストン BX2HT HY/19度
4Uブリヂストン BX2HT HY/22度
UTシャフト三菱ケミカル TENSEI 1K ハイブリッド 70HY/S
アイアンブリヂストン 241CB/5番~PW
アイアンシャフト日本シャフト N.S.PRO 850GH/S
ウェッジブリヂストン BITING SPIN 2/48度、52度
58度ウェッジブリヂストン BITING SPIN PROTO/58度
ウェッジシャフト日本シャフト N.S.PRO 950GH/S
パターピレッティ ツアーオンリー GSS
ボールブリヂストン TOUR B XS イエロー(2026年モデル)

以上で、ドライバー1本、3W1本、UT2本、アイアン6本、ウェッジ3本、パター1本の合計14本です。

ゴルフダイジェスト・オンライン▼

◆桑木志帆 クラブセッティング 2026年 AIG女子オープン【GDOゴルフニュース】◆

セッティングの特徴

1.ウッドはドライバーと3Wだけ

フェアウェイウッドは3Wのみで、5Wや7Wは入れず、19度と22度のユーティリティにつなげています。3WはディアマナWB、UTは70g台のTENSEI 1K HYという構成です。

2.ロースピン系ドライバーを使用

ドライバーはロフト9度のBX1LS。桑木選手は、ヘッドを構えたときの座りの良さ、直進性、吹け上がりにくい強い弾道を評価しています。シャフトは2026年からディアマナBB 53Sを使用し、タイミングの取りやすさが合っていると説明しています。

3.アイアンは5番からPW

アイアンは軟鉄鍛造キャビティの241CBで、5番からPWまでの6本。4番アイアンは使わず、22度の4Uから5番アイアンにつなぐ構成です。シャフトは比較的軽量なN.S.PRO 850GHのSですが、GDOは番手ごとにシャフトのバランスを調整していると報じています。具体的なバランス数値は公開されていません。

4.ウェッジは48・52・58度

48度と52度は、2026年5月初旬から新しいBITING SPIN 2に変更。58度は市販モデルではなく、BITING SPINのプロトタイプです。3本ともN.S.PRO 950GHのSが装着されています。

5.パターはピレッティのツアー専用ピン型

2026年5月から投入したピレッティのツアーオンリーGSSで、操作性を重視したピン型です。桑木選手は打感と転がりの良さを評価しています。ALBA Netでは「ポテンザLN GSS」と紹介されていますが、GDOの最新優勝記事では「ツアーオンリーGSS」とだけ記載されています。そのため、市販モデルと完全に同じ仕様かは確認できません。

6.2026年からボールをXSへ変更

以前のTOUR B Xから、2026年はTOUR B XSのイエローボールへ変更。桑木選手によると、新しいXSはショットでスピンが増えすぎにくく、アプローチではボールを戻すイメージが出しやすいとのことです。ボールには「くわしほ」のオウンネームが入っています。

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